妻に対しては性欲が湧かない夫

いわゆる「妻にだけED症候群」と言ったセックスレスの夫婦は、
年々増加傾向にあります。

ある調査機関のデータでは、30代の若い世代で約30%、
40代で45%、50代に至っては70%の夫婦がセックスレス状態に、
あると報告されています。

さらに完全なレス状態に至っていなくても、半年や年に1回、
と言った「ほぼセックスレス」にあるというデータも出ています。

そしてセックスレスの原因を調査すると、
前述のように夫の「妻にだけED」症候群の比率が極めて高く、

「妻とはセックスしないが、ほかの女性とはできる」
と答えた男性が、じつに80%近くにも上るのです。

性的嫌悪症で家庭内別居セックスレス夫婦に

ではなぜ「妻に対してはセックスができない、性欲が湧かない」
のか、この点についてですが、

その原因をいくつかご紹介しますと、まず最初に挙げられるのが、
「性嫌悪症」と言うものです。

これは以前女性特有の疾患だったものですが、性的な接触や、
性的なムードを極端に嫌って、避けようとする症状です。

妻や彼女に触れられただけで、その手を払いのけてしまうなど、
深刻なケースもあります。

しかし「性的嫌悪症」と言いながら、このケースでも90%が、
嫌悪感があってセックスできないのは「妻とだけ」であり、

性欲自体は正常と言うから、驚くべき実態です。

たとえ不倫や浮気はしなくてもアダルト動画などで、
好きなAV女優相手には、自慰行為(マスターベーション)も、
できると言います。

女性側から言えばちょっと理不尽な話ですが、
とは言ってもその責任が、すべて男性側だけにあるわけでは、
ありません。

女性側の努力次第では、夫の「性嫌悪症」を克服して、
セックスレスを解消する道は残されていることは確かなのです。

男性が「性嫌悪症」に陥る夫婦関係の変化には、
次の5パターンがあります。

1、夫婦関係が「母と息子」のような関係に変化している。
2、夫婦関係が「兄妹、姉弟」のような関係に変化している。
3、夫婦関係が「親友」のような関係に変化している。
4、夫婦関係が「マスコット的」な関係に変化している。
5、あらゆる面から相手が嫌いになってしまう。

こういったパターンの中で、昨今もっとも多いのは、
1、夫婦関係が「母と息子」のような関係に変化している。

であり、これはつまり本来「夫婦の関係」であったものが、
メンタル的にも習慣的にも、まるで「母子の関係」のように、
変化すると言うものです。

これは年上の妻と言った年齢的な問題ではなく、
妻の性格面や個性(キャラクター)が母性主義的であったり、

同様に夫が妻に依存する傾向が強いと起きやすいもので、
「夫婦と言う対等な関係」が「母子のような主従関係」に、
変化してしまうのです。

単純に考えれば、普通の男性でしたら、
母親の裸など見たいとも思わないでしょうし、

もちろんセックスなんてしたいとも思いません。

母親のような存在となった妻に夫婦円満ではあっても、
性欲が湧かずにセックスする気もなくなるのは、
当然かも知れません。

これを読んでいるあなたは覚えはないですか?

そして「性的嫌悪症」の原因である5番目を除けば、
ふだんの生活では夫婦仲は決して悪くはないと言う、
ご夫婦が多いものです。

妻を性的な対象として見られない、と言う点を、
除けば、ですが。

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