家庭内別居とは？離婚をせずに夫婦関係を修復する方法はある？

私の知り合いにも実際に家庭内別居中の夫婦がいますが、
お互いの行動に一切干渉しないので生活が楽しい、
と言っていました。

でも夫婦でありながら生活を共にしなければ、
それはもう夫婦とは言えないのではないでしょうか？

家庭内別居とは？離婚をしない理由

正直言えば家庭内別居になる夫婦は、
関係が破綻している場合が多いので、

そういう意味では「ほぼ離婚状態」と、
言ってもいいかと思います。

世間で言われる「仮面夫婦」も、
家庭内別居と表裏一体ではありますが、

家庭内別居の定義は、

「同じ家に住んでいるけど、生活は全く別々である状態で、
基本的に二人で何かをする習慣がないのため、
人前に出ることもありませんので、仲良く振る舞う必要もありません」

対して仮面夫婦とは、

「人の前に出ると仲良く振る舞い、
円満な夫婦生活を演じているけれど、

実態としては夫婦関係は冷え切っているので、
二人きりになると背中を向け合う状態になる夫婦」

どちらにしても共通することは、
「夫婦としてはすでに破綻しているけど、
様々な事情があるために離婚はしない（出来ない）」
ということです。

家庭内別居とは？修復する道はある？

ではなぜ家庭内別居まで行きながら、
離婚に踏み切らないのでしょう。

冷え切った夫婦でもなお離婚をせずに、
同じ屋根の下で暮らすかと言えば、

それぞれに事情はありますが、
一番に言えることはやはり。

「子供への悪影響」を避けるため、
ではないでしょうか？

あるいは生活費などの経済的な理由、
世間体、政略結婚などの事情により、
簡単に離婚を選べないと言うことです。

様々な原因や事情によって夫婦それぞれの心が離れ、
本当であれば離婚をしたいところでも、

諸事情があり離婚ができない場合、
家庭内別居という手段を取ります。

では家庭内別居する夫婦の実態をご説明しますと、

夫婦関係を修復するための道

夫婦関係が破綻して行く原因を探りますと、
一つに相手に対する「過度の期待と甘え」があります。

たとえば夫が、
「妻なんだから料理くらい作って、洗濯や掃除をするのが当たり前」

妻は妻で、
「夫なんだから仕事して稼いで、自分や子供を養うのは当たり前」

こういった考え方が相手への思いやりを失わせます。

修復の道はまず相手への思いやりを見直すことです。

夫は妻の家事やパート仕事へ感謝の心を持つこと。
妻は夫から生活費をもらうことに感謝すること。

感謝の心からお互いを見つめ合えば、
修復の形は見えてきませんか？

エゴをむき出しにしないで相手の立場になって、
物事を考えてみることで、

家庭内別居後に夫婦仲が修復されるケースも、
あるようです。

家庭内別居とは？残された方法って？

家庭内別居は当然ストレスが溜まります。
一緒に暮らせばお互いへの不満が溜まり、

どんどん溝が深くなって行き、
心が完全に離れてしまうものです。

そして、夫婦としては完全に破綻してしまい、
会話も全くなく、お互いの存在にも無関心。

けれど夫は仕方なく生活を支え、
妻は家事をするという状態だけを継続する…

このような状態を健全な生活環境と、
言えるでしょうか？

家庭内別居で良いことは何もありません。
まずはそれをお互いが認識することです。

こんな生活状態で子供に悪影響が、
出ないわけがありません。

子供のために離婚はしないと考えるなら、
家庭内別居はむしろマイナスです。

ここは夫婦で真剣に課題を出し合って、
修復する努力をすべきです。

感情的にならずゆっくりと時間を取って、
お互いの非を素直に認め合うことです。

そしてその非を改善する意思があり、
努力することを誓えるか、です。

いろいろな原因はあるとは思いますが、
一度はお互いが認め合って夫婦になったのです。

過去は過去として流せないものか、
お互いに広い心で許し合うことはできないものか、

基本はここにあります。

二人が前を向けるかどうかがポイントですから、
もしそれが出来ないならこれはもう、
「前向きな離婚」を考えるしかありません。

このテーマのまとめ

家庭内別居も仮面夫婦も、お互いが冷えた関係ですから、
それぞれの存在価値はないということです。

そんな関係を続けることにどんな意味があるのでしょう？
心からお互いを求め合える…
そんな夫婦になりたいと思わないのでしょうか？

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